Unusual Way [Musical - NINE]

【勝手に訳詞・解釈】

UNUSUAL WAY [Musical - NINE]
(Lyrics & Composed by Maury Yeston)

In a very unusual way, one time I needed you.　普通ではない形で　かつて私は貴方を必要とした
In a very unusual way, you were my friend.　普通とはちがう形で　貴方は私の友人だった
Maybe it lasted a day,　　それは一日だけのことだったかもしれないし
Maybe it lasted an hour,　一時間だけだったかもしれないけれど
But somehow it will never end.　　いずれにしても　その事実が終わることはないの

In a very unusual way, I think I’m in love with you.　普通とは違う形で　きっと私は貴方を愛している
In a very unusual way, I want to cry.　　普通ではない方法で　私は泣きたい気持ちになる
Something inside me goes weak, 　　私の中の何かが弱くなって
something inside me surrenders,　　私の中の何かが降伏する
And you’re the reason why,　　そう　それは貴方のせい
You’re the reason why.　　すべて貴方が原因なの

You don’t know what you do to me.　貴方が私にしたことを　貴方は知りもしないでしょう
You don’t have a clue.　　まったく見当もつかないに違いないわ
You can’t tell what it’s like to be me 　どんな状態かなんて　貴方にはわからないでしょうね
looking at you.　　私が貴方を見つめる気持ちなんて
It scares me so that I can hardly speak.　　怖くなって　口もきけなくなるほどなんだから

In a very unusual way, I owe what I am to you.　普通ではない形だけど　貴方のおかげで今の私がある
Though at times it appears I won’t stay, I never go.　　時には　ここに留まっていたくないように見えるかもしれないけれど　けっしてどこにも行きはしないわ
Special to me in my life,　　私の人生で特別なもの
Since the first day that I met you.　　貴方に初めて出会ったその日からずっと
How could I ever forget you,　　どうして貴方を忘れることなんてできるでしょう
Once you had touched my soul?　　だって貴方は私の魂に一度でも触れてしまったのだから

In a very unusual way,　　ひどく普通ではない方法で　
you’ve made me whole.　　貴方は私という人間をつくりあげたのよ

*****

自分の人生に多大な影響を与える程の人との出会い、
多かれ少なかれ、誰にもそういった出会いはあるのではないかと思いますが、
それはしばしば、シンプルな関係を築くことができない場合もありますね。
公にはできない関係だとしても、いや、だからこそ、その人から与えられた影響力は大きいもの。
普通ではない形。人と人との関係はだからこそ面白く奥深いのかも。

この曲は、映画版「NINE」ではニコール・キッドマンが歌っていますが、
やはり素敵な歌だからでしょうか、様々な歌手たちによって歌われています。
その中でも私が特に好きなのは、バーブラ・ストライサンドが歌うもの、そしてジョン・バロウマンが歌うもの。
普通は女性が歌うことが多い曲だと思うのですが、男性であるジョンの歌はひときわ情熱的で切なく聞こえます。
上手いのはもちろんのこと、彼がゲイであることが関係しているかどうかはわかりません。
とにかく、大好きな歌です。