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Smile (Charlie Chaplin) [歌詞 洋楽 その他]

【勝手に訳詞・解釈】

SMILE
(Lyrics by J. Turner & G.Parsons / Music by C.Chaplin)

Smile though your heart is aching 笑ってごらん たとえ心が痛んでいても
Smile even though it's breaking 笑ってごらん たとえ胸が張り裂けてずたずたでも
When there are clouds in the sky, 空が雲で覆われていても
you'll get by 君ならば切り抜けられる
If you smile through your fear and sorrow もし君が怖れや悲しみの中にあっても
Smile and may be tomorrow 微笑めば きっと明日には
You'll see the sun come shining through for you 太陽が君のために現れて照らしてくれる

Light up your face with gladness 君の顔を喜びで輝かせてごらん
Hide every trace of sadness 悲しみの跡は全て隠してごらん
Although a tear may be ever so near たとえ涙が今までにないほど身近に感じられるとしても
That's the time you must keep on trying 今こそ君が試練に耐えなければいけないとき
Smile, what's the use of crying?  笑うのさ 泣いたって何にもならない
You'll find that life is still worthwhile きっと それでも人生は価値あるものだとわかるから
If you just smile 君がただ微笑みさえすればね

.....

映画「モダン・タイムス」(1936年)のエンディングで流れる、誰もがよく知っているこの美しいメロディーは、チャップリン自身によって作曲されたもの。 そこに、後年(1952年)になってターナーとパーソンズがつけたという歌詞がまた曲にしっくりと合っていて素晴らしい。
ナット・キング・コールはじめいろいろな人が歌っていて、最近では(といってももう5年以上昔のことになるのかあ・・・)マイケル・ジャクソンが最も愛した歌だったということで彼の追悼式に兄ジャーメインが歌ったことなど、改めて話題にもなりました。

「笑ってごらん」と語りかけている対象は誰なのか、親しい人か、それとも自分への激励か、どれほどの苦しみを抱えているのか、歯を食いしばって微笑みを浮かべようとする様が思い浮かばれて、とにかく胸が締めつけられます。

下の映像はオーストラリア出身のAnthony Warlow、彼が悪性リンパ腫を乗り越えて歌ったものです。困難を克服した人ならではの強さと優しさがにじみ出ている気がします。(というか、そもそもカッコいいし美声だし素敵なんですよ。)


もうひとつはアメリカのカントリー歌手Martina McBride。女性が歌うのも素敵です。
David Fosterが冒頭MCでMichael Jacksonのエピソードについて触れています。
「マイケルがレコーディングした曲の中で一番好きなのは(フォスターがプロデュースした)Smileだと知ったとき、実のところショックを受けた」と。 やっぱり人生って生易しいものじゃあない・・・。



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Bridge Over Troubled Water (Simon and Garfunkel) [歌詞 洋楽 その他]

【勝手に訳詞・解釈】

BRIDGE OVER TROUBLED WATER
明日に架ける橋
(lyrics & music by Paul Simon)

When you're weary  君が疲れきって
Feeling small  自分がちっぽけに感じたとき
When tears are in your eyes  君が目に涙をためたなら
I will dry them all  僕はそれをすべて乾かしてあげよう

I'm on your side  僕は君の味方だよ
When times get rough  辛い状況になったなら
And friends just can't be found  友達がちっとも見つからなかったら
Like a bridge over troubled water  荒波の上にかかる一本の橋のように
I will lay me down  僕は我が身を横たえよう
Like a bridge over troubled water  困難な状況の中の架け橋のように
I will lay me down  僕は我が身を投げ出そう

When you're down and out  君が落ちぶれて無一文になり
When you're on the street  路上で暮らし
When evening falls so hard  夜が更けるのが身にこたえたなら
I will comfort you  僕は君の辛さを和らげてあげる

I'll take your part  僕は君の荷を担おう
When darkness comes  暗闇が訪れ
And pain is all around  苦痛に囲まれてしまったときには
Like a bridge over troubled water  荒波の上にかかる一本の橋のように
I will lay me down  僕は我が身を横たえよう
Like a bridge over troubled water  困難な状況の中の架け橋のように
I will lay me down  僕は我が身を投げ出そう

Sail on Silver Girl,   漕ぎ出すんだ 銀色に輝く少女よ
Sail on by  流れのままに
Your time has come to shine  君が光り輝く時が来たのだ
All your dreams are on their way  君の夢はすべて叶おうとしてい

See how they shine  ほら どれも輝いているだろう
If you need a friend  それでももし 君が一人でも友を必要だと感じたら
I'm sailing right behind  僕は君のすぐ後ろから着いていっているから
Like a bridge over troubled water  困難を乗り越えるための橋となって
I will ease your mind  僕は君の心を和らげよう
Like a bridge over troubled water  困難を乗り越えるための橋となって
I will ease your mind  僕は君の不安を鎮めよう

*****

歌詞の中で誰もがひっかかるのが"Silver Girl"でしょう。一体誰(何)なのか。どんな意味がこめられているのか。silverの意味がいろいろ解釈され、中には"注射針"(すなわち薬物を暗喩)だと穿った見方をする人もいるようです。
しかし実際は、サイモンの当時の彼女(後の奥さん)のペギーが頭に白髪(銀髪silver hair)があるのを見つけて気分を害したことをサイモンがからかって、彼女のことを"silver girl"と呼んだのだとか。この歌詞はジョークなのだそう。
The line "Sail on, silver girl" is often reputed to refer to a needle (meaning the song is about heroin) but it actually refers to Simon's girlfriend (and later wife) Peggy Harper who found a few gray hairs and was upset. The lyric was meant as a joke - Simon calling her "Silver Girl" because of her hair.

ただ、聴く側としてはもっと柔軟に純粋に”Silver Girl"をとらえてもよい気がします。
たとえば、銀というだけでキラリと光るイメージがあるし(金よりは控えめな感じですが)、"silver lining"(銀色の裏地)という言葉が、暗い雲の向こう側には明るく輝く空がある様="希望の光"を表すように、silverには明るい兆し、輝ける未来を感じさせるものがあります。
いずれにしても、サイモンは"愛しい人"に呼びかけたのだから、ここは聴く人それぞれの愛しい人ととれば良いのではないでしょうか。

愛しい人、力になってあげたい相手は、友人、恋人、配偶者、息子・娘、親、生徒、etc. 誰でもありですね。また複数もありうる。そして、身近に知っている人だけとは限らない。もっと大きな規模でとらえることもできます。震災で被害に遭った人々、内戦に苦しむ人々、世の中を見渡せば大変な辛い思いをしている人があまりに多いことに愕然とするばかりの昨今ですが・・・。

ところでこの歌は大きく3つのパートに分かれていますが、サイモンがはじめ1番、2番をちょっとした賛美歌のつもりで書き上げた後、ガーファンクルとプロデューサーに3番もつけて壮大な曲にするほうがいいと言われたのだそうです。
Simon wrote this song with just two verses, considering the song "a little hymn." Garfunkel and producer Roy Halee heard it as more epic, and convinced him to write a third verse, ・・・

そう聞くと、なるほど1番・2番と3番とでは歌詞の流れも意味もぱっきり分かれています。最初のほうは現実の苦しみを描いていて、後のほうは比喩的な歌詞でしかも明るい未来を歌っている。
この3番は突然変わるわけではなく、2番と3番の間にちゃんと間奏があって、なにか劇的なことが起きて、その後静寂が訪れたかのようなメロディーが奏でられるのです。辛いことを乗り越えて光が見えてきた、といった様が表現されているよう。
でもこの光って、そして漕ぎ出す先って、ちょっと現実離れしていそうな・・・。もしやこれはこの世ではなかったりするのか? そんなことを考えてこの歌を聴くと、これは震災や戦争などで残された人たちへの応援歌というだけでなく、犠牲になった人たちに対しての鎮魂歌にも思えてきます。

もちろん、歌の解釈は人それぞれで良いのです。サイモンも言っています。
At first, Simon thought the opening lyrics were too simple: "When you're weary, feeling small. When tears are in your eyes, I will dry them all." He later realized that it was this simplicity that helped give the song a universal appeal.
(意訳: サイモンは、最初は冒頭部分の歌詞があまりに単純だと思ったが、後に、この単純さがこの歌に普遍的な力を与えるのだということに気付いた。)

シンプルな言葉の持つ深い世界を味わいたい曲です。
(それにしても、邦題「明日に架ける橋」とはうまく名前をつけたものだなあ。)



<参考> http://www.songfacts.com/detail.php?id=247


Constant Craving (k. d. lang) [歌詞 洋楽 その他]

CONSTANT CRAVING

Even through the darkest phase  最も暗く心が沈んだときでさえ
Be it thick or thin  ときに激しく ときに微かに
Always someone marches brave  いつも何者かが勇ましく
Here beneath my skin  この私の皮膚の下を流れているの

Constant craving  絶え間ない渇望は
Has always been  常にあり続けるの

Maybe a great magnet pulls  もしかすると 大きな磁石が
All souls towards truth  すべての魂を真実へと引き寄せるのかしら
Or maybe it is life itself  それとも 人生それ自身が
That feeds wisdom to its youth  若さに英知を与えるのかもしれない

Constant craving  渇望は絶え間なく
Has always been  常にあり続ける

Craving
Ah ha
Constant craving
Has always been

Constant craving
Has always been
Constant craving
Has always been

Craving
Ah ha

Constant craving
Has always been
Has always been
Has always been
.....

Constant craving (絶え間ない渇望、(誰かを求める)情熱)は、
つねに自分の中深くに脈打っていて、抑えられるものではない、
そして、世間がどう思おうが、自分の魂が求めるものこそ真実なのだと、
自己を肯定する力強さがこの歌には表れているように感じます。

k. d. langの場合、同性愛者であるがゆえに余計、
その情熱が狂おしいほど痛切に感じられるわけですが、
対象が誰であれ、身体を熱くするほどの情熱を持つことは素敵だなあと思うばかりです。




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