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I Am What I Am [Musical - LA CAGE AUX FOLLES] [歌詞 ミュージカル その他]

【勝手に訳詞・解釈】

I Am What I Am [Musical - LA CAGE AUX FOLLES]
(Lyrics & Music by Jerry Herman)

I am what I am 私は私 他の何者でもない
I am my own special creation. 私自身という特別な 神の創造物なの
So come take a look, だから ちょっと観にきて
Give me the hook or the ovation. 私をお払い箱にするか でなければ大喝采をちょうだい

It's my world that I want to have a little pride in, ここは私の世界 少しばかり誇りを持っていたい
My world,  私の世界よ
and it's not a place I have to hide in. 身を隠そうと逃げ込んでいる場所なんかじゃない

Life's not worth a damn, 'Til you can say,  人生なんて こう言えなきゃ何の価値もない
"Hey world, I am what I am." 「どうだ世界よ 私は私なんだ」って

I am what I am, 私は私
I don't want praise, I don't want pity. 称賛もいらないけど 哀れみも御免だわ
I bang my own drum, 私は私自身の太鼓を打ち鳴らす
Some think it's noise, I think it's pretty. 不快に聞こえる人もいるだろうけど 私には素敵な音よ

And so what, if I love each feather and each spangle, 私が羽根やスパンコールを愛しているからといって 何だというの?
Why not try to see things from a diff'rent angle? 物事を違う角度で見てみたらどう?
Your life is a sham 'til you can shout out loud 世間に向かってこう叫べないなら そんな人生なんて偽りよ
I am what I am! 「これが私なんだ!」って

I am what I am 私は私
And what I am needs no excuses. 私らしくあることに何の釈明もいらない
I deal my own deck 私は私自身のカードを配るの
Sometimes the ace, sometimes the deuces. エースが出ることもあれば 2の札が出ることもある

There's one life,  ひとつの人生があるだけ
and there's no return and no deposit 見返りを期待するものでも 人に預けるものでもない
One life,  ただ一度の人生なんだから
so it's time to open up your closet. さあ 自分のクローゼットを開け放つのよ
Life's not worth a damn 'til you can say, 人生なんて こう言えなきゃ何の価値もない
"Hey world, I am what I am!" 「どうだ世界よ 私は私なんだ!」って

*****

ミュージカル「ラ・カージュ・オ・フォール」から、第1幕の最後に主人公アルバン(芸名ザザ)が歌う曲。歌の背景をざっとかいつまむと・・・、

アルバンはゲイのナイトクラブの看板スターで、クラブのオーナーであるジョルジュとは20年間夫婦として生活を送っている。そして、ジョルジュが一度だけ関係を持った女性との間にできた息子ジャンのことを我が子のように育ててきた、いわば母親でもある。そのジャンが、結婚しようとしている恋人の両親(保守的でゲイなどもってのほか)を家につれて来ることになったのだが、母親がおかまではまずいと、アルバンは姿を見せないようにと言われてしまう。ショックを受けたアルバンが思いを吐露する歌。

自分という人間を否定されたようで傷つくのだけれど、それと同時に、他人と違おうが自分は自分、なんら恥じることはない、人に媚びることなく、堂々と生きていくんだ!という、とても力強い歌です。
そして、自分らしく生きていくことの大切さは男も女もおかまも何も関係ないわけで、ここでは女言葉で歌詞を訳したけれど(なにせ羽根やらキラキラやらクローゼットなんかが出てくるので)、自分の存在が揺らぎそうなとき、口ずさむと勇気をもらえそう。

それにしても、"I am what I am."
いきなり難しい、深い一文です・・・。
what I am = 私という存在そのもの、私という人間の有様、生き方・性格・姿等々全て含めて私という存在なのだ といった意味になるかと思いますが、訳はすこぶる簡単になってしまいました。
ともあれ、これこそがこの歌の主題。この一言に尽きます。


ザザ by Douglas Hodge
彼のザザは繊細で、雰囲気もまさにザザっぽい気がします。
(冒頭、ささやくような小さい声で始まります。音が出てないわけではないです。)



1984年トニー賞授賞式 George Hearn & Cast
" We Are What We Are " & " I am What I Am "
おねえさま達が歌い踊る"We Are What We Are"では、その美脚に見とれてしまいます!
George Hearnが歌う"I Am What I Am"は3分すぎから。朗々とした美声です。



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