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Bring Him Home [Musical - LES MISERABLES] [歌詞 ミュージカル Les Miserables]

【勝手に訳詞・解釈】

Bring Him Home [Musical - LES MISERABLES]
(Lyrics by Alain Boublil (FR) - Herbert Kretzmer (EN) / Composed by Claude-Michel Schönberg)

God on high  天なる神よ
Hear my prayer  我が祈りを聞き給え
In my need  助けが必要なときには
You have always been there  あなたはいつも傍にいて下さる

He is young  彼はまだ若い
He's afraid  そして おびえている
Let him rest  彼に安息をお与え下さい
Heaven blessed  天のご加護を
Bring him home  どうか 彼が無事家に帰れますように
Bring him home  彼を家に帰してあげて下さい
Bring him home  彼を家に帰してあげて下さい

He's like the son I might have known  もし私にも息子を授かることが許されたならば
If God had granted me a son  きっと彼はその息子のようだったことだろう
The summers die one by one  一年一年 力に満ちあふれた時は終わり
How soon they fly on and on  なんとめまぐるしく過ぎ去ることか
And I am old  そして 私は老いた
And will be gone  やがてはこの世を去るだろう

Bring him peace  彼に平穏と
Bring him joy  喜びをお与え下さい
He is young  彼は若く
He is only a boy  まだ子どものようなものです

You can take  あなたは 奪うことも
You can give  与えることも 思いのままにできる方
Let him be  どうか 彼をこのままに
Let him live  生かしてあげて下さい
If I die, let me die  死ぬ定めというなら 私が死にましょう
Let him live  どうか 彼は生かして下さい
Bring him home  そして 彼を家にお帰し下さい
Bring him home  彼を家にお帰し下さい
Bring him home  無事に家に帰してあげて下さい

*****

レ・ミゼラブルの主人公ジャン・バルジャンが、バリケードでの戦いのしばしの休みの中疲れ果て眠る若者マリウスの姿を見ながら歌う歌。
娘として大切に育てているコゼットが思いを寄せるこの若者は、バルジャンにしてみれば宝物を奪っていく男なわけだけれど、彼のことも等しく息子のように愛おしく思い、彼の無事を祈る。
そこには、老いていく自分を顧み、将来ある若者にコゼットを委ねて譲るときが近づきつつある寂しさも感じながら・・・。
神に向かって祈るバルジャン自身がまた神のように神々しく見えてくる、慈愛に満ちた歌です。

ミュージカル25周年記念コンサートのAlfie Boeも、映画版でのHugh Jackmanも素敵でしたが、ここもやはりジャン・バルジャンといえばこの人 Colm Wilkinsonでぜひ!




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